当院では胃がんリスク検診を行っています。
血液検査にて胃がんリスクを把握する検査です。
胃粘膜の萎縮(胃の老化度)をみるペプシノゲン検査と、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)抗体検査を組み合わせることで、胃の健康度を確認します。
結果によりA、B、C、Dの4つに分類できます。
A:ピロリ菌抗体(-) ペプシノゲン(-)
B:ピロリ菌抗体(+) ペプシノゲン(-)
C;ピロリ菌抗体(+) ペプシノゲン(+)
D:ピロリ菌抗体(-) ペプシノゲン(+)
A:胃カメラは5年に1回でよいです。胃がんの発生は頻度はほぼ0です。
B:胃カメラは3年に1回でよいです。1年で1000人に1人に胃がんが発生します。
C:胃カメラは2年に1回でよいです。1年で500人に1人に胃がんが発生します。
D:胃カメラは1年に1回受けましょう。1年で80人に1人に胃がんが発生します。
胃の検査をしてみたいが胃カメラはちょっと苦手 という方は、まずこの検査をお勧めします。
(大阪府下でABC検診を行っている施設は増えつつありますが、八尾市・平野区ではまだ限られた施設でしか行っていないようです。)
費用は自費で3500円(税込み)となります。