ピロリ菌検査

ピロリ菌検査について

ピロリ菌を除菌することで胃がんなどのリスクが低減できます

ピロリ菌検査とは、胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの発生と深い関わりがあるとされているピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)に感染しているかを調べる検査です。ピロリ菌が長期的に胃の粘膜に感染すると、慢性胃炎のほか、胃がんを発生させる場合がありますので、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を繰り返す方や、胃が弱い、胃の調子が悪い方のほか、胃がんやピロリ菌感染の家族歴のある方などは一度検査を受けられることをおすすめします。胃カメラ検査を受診すれば、ピロリ菌検査・除菌は2回まで保険適用で受けられます。

ピロリ菌に感染すると…

ピロリ菌は、胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの発生と深い関わりがあるとされており、日本人の中高年の約過半数、そしてがん患者の多くがこれに感染していると言われています。ピロリ菌に感染している状態が長く続くと、慢性胃炎から萎縮性胃炎を引き起こし、さらに胃がんの発生母地になるとされています。

当院のピロリ菌検査

当クリニックではピロリ菌検査として、主に「尿素呼気試験」「鏡検法」などを実施しています。そのほか、患者様の状態に応じて「抗体測定」や「糞便中抗原測定」などを行う場合もあります。

尿素呼気試験

診断薬服用前後の呼気を集めて、ピロリ菌感染の有無を検査します。

鏡検法

胃の粘膜を採取した後、それを染色して顕微鏡でピロリ菌の有無を確認します。

抗体測定

血液検査や尿検査などにより、ピロリ菌への抗体の有無を確認します。

糞便中抗原測定

採取した糞便からピロリ菌の抗原を確認します。

検査から除菌までの流れ

STEP1診断

「尿素呼気試験」「鏡検法」「抗体測定」「糞便中抗原測定」などの検査を行い、ピロリ菌の有無を確認します。

STEP2除菌(1回目)

ピロリ菌の除菌薬を1日2回、1週間続けて服用します。

STEP3判定(1回目:8週間後)

再度検査を行い、ピロリ菌が除菌されたか判定します。なお、当クリニックでは除菌薬による影響をできるだけ避けて検査の精度を上げるために、除菌後8週目以降に検査を行います。

判定結果が陰性だった場合…ピロリ菌除菌は終了となります。
判定結果が陽性だった場合…再度ピロリ菌の除菌を行います。

STEP4除菌(2回目)

1回目の異なる除菌薬を1日2回、1週間続けて服用します。

STEP5判定(2回目:8週間後)

再度検査を行い、ピロリ菌が除菌されたか判定します。なお、当クリニックでは除菌薬による影響をできるだけ避けて検査の精度を上げるために、除菌後8週目以降に検査を行います。

判定結果が陰性だった場合…ピロリ菌除菌は終了となります。
判定結果が陽性だった場合…3回目のピロリ菌の除菌を検討します。3回目の除菌から自費診療となります。

よくあるご質問

Q

ピロリ菌の治療はどのようなことをするのですか?

A

ピロリ菌が陽性と診断された場合には、除菌治療を行います。胃薬と2種類の抗生剤を朝と夕の2回、1週間内服して頂きます。飲み終ってから8週間後に、除菌が成功したのかを確認するために再度検査を行います。

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明日の健康に繋がる予防のため、定期的に検診を受けてみてはいかがでしょうか

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